マスク着用の義務化について

 今朝のNHKのニュースで、アメリカにおけるマスク着用の義務化に対する論争について報じていた。

 反対派の主張は、個人の自由や、宗教上の理由であるという。

 そしてそれを、ある自治体の議会や演説の場で、代議士が堂々と主張する場面が映されていた。

 それに対する賛成派の主張は、今は公衆の安全を最優先にするべきだからというのが主な理由らしく、医療に詳しい方がコメントする場面が映された。

 その報道を見て、随分日本と違うという印象を受けた。

 おそらく多くの日本人は、勿論その第一目的は公衆の安全を保つためであるとしても、自分の自由もあるが、他者の自由もあるのだし、移されたくないが、映してしまいたくもないという理由で、義務化されていないにも関わらず、公衆の場で殆どの人がマスクをしている。むしろ義務化してもらって、普通に使えるマスクを必要な数だけ配布してもらいたいとさえ思っている人も多いのではないだろうか。

 その報道の仕方に全く偏りがないとは言えないかもしれないが、国が違えば、こんなにも共通認識が違うものかと、驚いてしまった。

 それを、麻生さんの言うところの「民度」とされるのは心外だが、そういう国民性も、感染の仕方に大きく影響しているのかもしれない。